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​2019/4

​アラフィフ女子M子のPDライフ

「ゆっくり生活を目指して・・・・」

 

私はフルートを吹いていました。しかし、当時、首凝り、肩こり、頭痛により思うように演奏できずにいました。そんな頃出会ったのが、音楽家には結構知られている「アレクサンダーテクニーク」という体の使い方でした。私は心身のため、パフォーマンスを向上させるため、このテクニックについて勉強しました。

 さていきなり「パーキンソン病」に飛びます。それにはわけがあります。今PD患者となった私にとってこの理論は自分の症状緩和に合致するものを感じたからです。

 【アレクサンダーテクニーク=筋緊張や姿勢にアプローチし緩和を目指す。

 舌ジストニア(パーキンソン病の一つの症状)=舌の異常緊張、首、肩の緊張も伴う。

 舌ジストニアの症状緩和=アレクサンダーテクニーク】

病人などいそうもないスタジオに通いました。結論から申し上げると、途中入院してしまい、挫折。しかし、今でもあの理論は納得できるんですが・・・

まず、自分が過剰に筋緊張するタイプか知るには、歯磨き時で分かるそうです。お腹と首(首筋の血管が浮き出ている)が固くなっている人は要注意です。余計な力をいれなければ、過剰緊張は起きないのです。そのために簡単なようだけれども実は案外難しい練習方法をご紹介します。筋緊張させないためには、動作の速度に注目です。「まず1週間ゆっくり動き、ゆっくり話すことを意識してみる」。ゆっくり動くようにすれば筋は緊張しづらくなります。私にとっては最も苦手なことです。

筋緊張を抜くのは、筋力を増やす(力を入れる)よりも、難しいとのこと。余計な筋緊張を抜くトレーニングは「新しい筋トレ」とうけとめ、さらにこの新しい筋トレには、思考や注意も必要となるので「新しい脳トレ」でもあると言っていますが、これにうなずいているのは私だけでしょうか。それにしても世の中、鍼灸をはじめ、いろいろな訓練法ありますね。

​2019/2

​アラフィフ女子M子のPDライフ

便秘対策​

 私は便秘とはおよそ無縁の生活でしたが、1年ほど前から便秘に悩むようになりました。しかし、自分にとってベストな方法が見つかったのです。今回は自ら試した結果、お勧めの便秘解消法をお伝えしようと思います。参考にしていただければ幸いです

 

  • きなこバナナ

 おいしいです。お椀にバナナをスプーンで細かく輪切りにして入れ、そこにバナナがうもれるくらいきなこをどっさり入れて食べます。私は回にg~gきなこを使います。いくらきなこをたくさんいれても、混ぜているとしっとりするので食べやすいです。しっとりさせないとむせてしまうので要注意です。バナナの甘みがあるので、砂糖はいりません。ただしバナナは薬の効きに影響があるといわれているので、夜がいいです。私は夜食か夕食に食べています。おなか一杯になるので主食になってしまうかもしれません。本当にバナナのようなお通じです。

 

  • 酒かす牛乳

 酒かす30gくらい、砂糖大さじ1杯、しょうが少々を少量のお湯でスプーンでかき混ぜて溶かし、さらに牛乳を100~200㏄ぐらい足し、電子レンジで1分半くらい温めて、よくまぜて飲みます。これは翌朝の便通もさることながら、お肌の状態がとてもよくなります。本当は酒粕、甘酒の類は苦手ですが、効果がはっきりでるので飲んでいます。

 

※ちなみに怪しい健康食品やサプリメントには気を付けましょう。

​2018/12

​アラフィフ女子M子のPDライフ

リハビリグッズ

私は、リハビリグッズを買うのが大好き。でもハズレもけっこうありましたが、今回はお勧めできるものをご紹介したいと思います。

  1. 叫びのツボ・・・通販で見つけました。本来の使用目的はストレス解消。「○○のバカヤロー」とこれを口に当てて叫んでも周りにほとんど聞こえない。私はLSVT-LOUDⓇの自主トレで使いました。我が家は住宅地。大声なんて恥ずかしくて出せませんから。

  2. ゆびたまご・・・卵形のマッサージ器。中にパチンコ玉みたいなのが3つ並んでいて、それを顔の上をころころころがし、顔のこりをほぐすもの。民間のリハビリ教室でもらったものですが、通販にありました。忘れたころに使う程度ですが、まずまずヒット。

  3. メトロノーム・・・楽器店で売っているチューナー兼メトロノーム。これは言語療法の時に大活躍。低音高音、速さ、など音に対する訓練に使いました。2,000円位です。絶対お勧めします。

  4. 体感型メトロノーム・・・なぜか心理の先生情報で購入したもの。見た目はカッコいい未来型腕時計。でも実は、リズムを振動で体に伝えてくれる優れもの。今までこれが何なのかわかった人は一人もいない。

  5. 鏡・・・居間に2畳分の鏡、その前で「気をつけ」をする、ラジオ体操をする。気づくと体が傾いている。顔も同様。トイレに座ると真正面に鏡。顔が右に傾いている。修正する。笑顔を作ってみる。そういう日常の積み重ねのために鏡は重要です。

​2018/11

​アラフィフ女子M子のPDライフ

7年前パーキンソン病と診断され、落ち込んでいた私が見つけた新聞記事。それは、アメリカで開発されたパーキンソン病専門のリハビリテーション(以下、リハビリ)法を東京の病院でやっているというものでした。(現在は各地に広がっていますが、当時、国内でこのリハビリをとり入れている病院は他になかったと思う。)これが私のリハビリの始まりです。それは2つあります。まず1つ目の「LSVT-BIG」、これは、身体全体を大きく使った動きを、理学療法士とともに反復練習し、日常生活や歩行が大きくおこなえるようにするリハビリです。2つ目の「LSVT-LOUD」は声が小さくなる、早口になるなどの話し言葉の障害に対してのリハビリです。言語聴覚士に倣って大きな声を出す、よく使う言葉を繰り返し発声する等の訓練です。英語で分かりにくいですが、「ビッグ」「ラウド」でリハビリの先生方はわかってくれます。そしてこの2つはしっかりとプログラムが組まれています。入院し、1対1で1回60分、週4日連続、4週間実施します。毎日そのほかに自主トレも課せられます。2つを同時にはできないので、私は最初に「BIG」、「LOUD」は翌年にしました。

薬とリハビリが治療の両輪と言われています。リハビリとあわせて自分の薬について知ることも大事だと思います。私は皆さんにお勧めしている本があります。豊富な写真、漫画での解説でとても分かりやすいのです。是非ご覧ください『パーキンソン病の薬の本2015』(武田篤 アルタ出版)1,000円          

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